1500年以上も歴史がある、わが国の伝統文化の大相撲。
戦国武将の織田信長も、各地から力士を集めては相撲を楽しんでいたそうです。
江戸時代からほぼ変わらぬスタイルを守り、現在も観戦チケットは人気で連日完売。
アメリカのトランプ大統領夫妻も、来日の際に安倍総理夫妻と観戦し、話題となりました。
大相撲は日本独特の競技であり、その雰囲気を存分に味わえるのが、両国国技館です。
人生で1度は、両国国技館で大相撲観戦してみたい!
でも、座席はどうなってるの?
どんな服装で観戦に行ったらいい?
格式が高そうだけど、マナーは?
そんな不安はここで解消して、大相撲観戦に行きましょう!
Contents
”初めての大相撲観戦!マナーとファッションは?”
座席とマナーを確認しましょう
まずは、大相撲ならではの座席があるので、確認して下さい。
こちらで座席表ご覧いただけます↓
http://www.sumo.or.jp/pdf/honbasho/kansen/tokyo/kannai_map.pdf国技館座席表より
両国国技館での本場所は、1月(初場所)5月(夏場所)9月(秋場所)と年3回開催されます。
1階の土俵に一番近い席から、溜席(たまりせき)次に枡席(ますせき)ボックス席。
2階はいす席、自由席になっています。
中央の土俵を囲うように正面、向正面、東、西の4方向から観戦します。
溜席(たまりせき)
価格は1席¥14800(税込み)
土俵際で砂が飛んでくることもあり、通称(砂かぶり)席とも呼ばれます。
1人が63cm×66cmの1枚の座布団に座り観戦。
力士の表情や息づかい、身体のぶつかり合う音など迫力満点なのが、溜席の醍醐味です。
土俵から力士が落ちてきても、ケガなどの補償がないので、心配な方にはこの席をお勧めしません。
溜席は500席ありますが、そのうち約300席は、後援会や相撲関係者席となっています。
その残りが一般の人に割り当てられますが、人気なのでチケットはなかなか取れません。
そして溜席は他の席と違い、飲食と携帯電話の使用、写真撮影が禁止されています。
なかでも、向正面の席はテレビにも映りますので、取り組み中に立ち上がるなど、マナーの悪さは目立ちます。
また、力士が近くで待機していますので、身体に触れるなどの、集中力を妨げるような行為は止めましょう。
熱心なファンが多い溜席は、特にマナーに気をつけて観戦しましょう。
枡席(ますせき)
価格は1名¥9500~¥11700で、ランクによって値段が違います。
1階で定員1名~6名の鉄パイプに囲われた席です。
基本は1.3m四方の広さで、鉄パイプで正方形に囲われたひと枠(定員4名)で座ります。
座布団が1人1枚あり、靴を脱いで座わり観戦します。
実際に多くの人は、会場で席に着くと狭いと感じます。
荷物を置くスペースもほぼありません。
お土産などで荷物が多い場合には、館内にあるコインロッカーを利用するもお勧めです。
また、ゆったり観戦したい方には”ラクラク枡席”をお勧めします。
4名席に2名で座るので、足を伸ばして観戦する事ができます。
そして皆さんは溜席、枡席から座布団を土俵に投げるシーンを見たことがありませんか?
座布団や物などを投げる行為は、会場でマナー違反となっています。
投げて人にケガをさせた場合には、暴行罪、傷害罪に該当する場合もあります。
ボックス席
1階席の枡席の後方にあります。
土俵からは遠い席になりますが、円形状のテーブルがあり、椅子の席です。
ボックス席なら大人数で、ゆったり観戦できます。
しかし残念ながら、ボックスの数が少なく、お茶屋さんを通しての予約など、一般には入手困難な席になっています。
いす席
価格は¥3800~¥8500でランクによって値段が違います。
2階席は、天覧試合で観戦する席もある、いす席です。
2階なので、国技館全体のを雰囲気を味わう事ができます。
比較的チケットも取りやすく、ミニテーブルがついている席もあります。
双眼鏡やオペラグラスがあると良いですね。
自由席
価格は¥2200(大人)¥200(子供)
2階のいす席の後ろ、最後列の席が自由席です。
取組日の当日のみ、午前7時45分より国技館切符売場にて、販売しています。
格安なので、連日行列ができています。
いす席同様、双眼鏡やオペラグラスがあると良いでしょう。
観戦でのお勧めのファッションは?
溜席、枡席は座布団なので、男性の場合はあぐら、女性の場合は正座で少し足を崩して、観戦しています。
接待などのスーツの着用以外は、細身のピッタリとしたパンツは、避けた方が良いでしょう。
長時間の観戦で、同じ体勢が続くとつらいですよね。
足を組み替えたり、座り直したりすることが多くなります。
女性は短いスカートや、タイトなスカートなどは避けましょう。
できれば、緩めのパンツスタイルや、シワになりにくいスカートを選んで下さい。
帽子は、後方の席の邪魔になるので外してください。
枡席では飲食ができますが、テーブルがなくスペースもないので、飲食物をこぼしたりします。
膝にかける大きめのハンカチや、ウエットティッシュなどを持参するのも、お勧めです。
国技館の売店では、力士の描かれたタオルもたくさん販売しています。
購入したタオルを、ひざ掛に代用しても良いです。
また、館内の空調温度が寒い時には羽織れるもの、暑い時には扇子やうちわを、持参するのもお勧めです。
ボックス席、いす席、自由席はいすに座るので、ファッショは溜席、枡席より気を使わなくても良いでしょう。
相撲グッズがもらえる和装dayとは?
現代は和服を着る機会も減りましたよね。
スポーツ観戦で、和装がしっくりくるのは、大相撲以外にないでしょう。
和装で観戦すると、無料特典がもらえる相撲協会指定の”和装day”
日本相撲協会のホームページで発表しているので、是非チエックしてみて下さいね。
ちなみに、和装で観戦にしてみたいけど・・・
着物は持ってないし、着付けもできない方は?
観戦チケットと、着物のレンタルがセットになっているプランがあります。
プロのカメラマンが写真撮影をしてくれたり、行司さんと記念撮影もできます。
1日レンタルできて、着替えの荷物も預かってくれます。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://wasouday.jp/sumo-201905.html
両国国技館は再入場する事もできます。(1回)
和装で両国の街を散策したりして、楽しんでみてはいかがですか?
日本の伝統的なしきたりやムードを感じられるのが大相撲。
相撲のチケットは高額と言われますが、国技館が開場されるのは午前8時から。
TVでは放映されない、幕内以外の戦いから長時間観戦できる競技は、他にはありません。
両国国技館では、この他にも様々な施設やサービスがあります。
ゆっくり相撲時間を過ごせば、人生の良い思い出になるでしょう。
まとめ
溜席、枡席は座布団に座っての観戦になりますから、基本は動きやすく楽なファッションがお勧め。
和装で観戦される方は、和装Dayに行くと無料グッズがもらえます。
いす席や自由席ならリーズナブルな価格で、大相撲の雰囲気を味わう事ができます。
※女性のゴルフとマナーに関しましては
をご覧ください