ダウンジャケットを購入する前に知っておきたいこと

冬のアイテムとして、定番で人気のダウンジャケット。

手頃な値段でコンパクトなものから、オシャレで暖かい高級ダウンジャケットなど、いろいろなタイプのものが、販売されています。

そこで今回は、ダウンジャケットを購入する前の基礎知識として、素材について知っておきましょう!

 

まずはその前に、ダウンジャケットが誕生したきっかけを見てみましょう。

ダウンジャケットを購入する前に知っておきたいこと

ダウンジャケット誕生のきっかけは?

 

 ※エディー・バウアーの定番 1936スカイライナー® ダウンジャケット

1936年にアメリカのブランド「エディー・バウアー」(Eddie Bauer)が、世界で初めてのダウンジャケットとダウンパーカを発売しました。

エディー・バウアーは創業当時、スポーツ用品メーカーとしてスタート。

ダウンジャケットが作られたのは、創業者自身が、趣味の釣りに出掛けた際に、道に迷い凍死寸前になったことがきっかけです。

この経験から、防寒機能に優れたフィッシングウエアの開発を始めます。

モチーフになったのは、寒さ対策として羽毛を用いるというロシア人の知恵です。

そして羽毛の種類や生地を吟味するなどの改良を重ね、ダウンも偏らないよう、キルトステッチを施すなどの製法を生み出し、特許まで取得。

ダウンは、軽さと高い防寒性から、登山家やハイキング好きからも愛用されるようになります。

1963年、エベレスト登頂を果たした際に、ダウンジャケットを着たことで、高い信頼を獲得し、防寒衣料として広く浸透していきます。

 

そして現在では、さまざまなメーカーが手掛ける、ダウンジャケット。

素材の多くは、ダウンとフェザーです。

それぞれの素材や特徴について、知っておきましょう!

ダウンとは?

ダウンとは、グース(ガチョウ)やダック(アヒル)などの水鳥の胸元部分に生えている羽毛のことを指します。

水鳥の大きさにもよりますが、1羽の摂取量は5~10g程度で大変貴重です。

羽軸がなくフワフワとした球型になっていることから”ダウンボール”とも言われています。

ダウンボールは空気をたっぷり含むという特性を持ち、それが保温層となり抜群の保温効果が得られます。

このダウンボールは、サイズが大きいほど品質が良く、採取量が稀少なため高価になります。

 

世界最高級のダウンの産地は?

世界最高級のダウンと言われているのが、アイスランドのアイダーダックで、羽毛の宝石”キング・オブ・ダウン”と呼ばれています。

アイダーダックは、極寒のアイスランドのさらに最北端の海岸線に生息しているため、保温力の高い羽でなければ生きていけません。

そのため、保温性は群を抜いて高く、採取できる量はわずかなため、希少価値が高くなっています。

この他には、ポーランドやハンガリーの「ホワイトグースダウン」などが高級品として有名です。

 

フェザーとは?

フェザー(羽根)とは水鳥の翼の部分など、体を覆う羽のことを言います。

芯があるので、弾力性や通気性があり、型崩れしにくいという特性があります。

大きく分類すると「ラージフェザー」と「スモールフェザー」があり、弾力性の高いスモールフェザーが良質とされています。

ダウンもフェザーも、同じ鳥から取れる羽毛ですが、ダウンのほうが軽く、空気を内包しやすいという特性があります。

ではなぜ、一般的なダウンジャケットはダウン100%でなく、フェザーも入れるのでしょう。

 

なぜ、ダウンだけでなくフェザーも入れるのか?

フェザーを入れる理由は、型崩れを防ぐ効果があること。

また、かさ高(ふくらみ)を出して繊維の間に空気を含ませることで、保温性と吸湿性を上げるためです。

これを”デッドエアー”(逃げない空気層)と言います。

空気をため込むことで断熱層を作り、熱が逃げるのを防ぐことで、保温性を高めています。

そして、この空気を含む層であるかさ高が、どれだけあるかで、温かさのキープ力が変わってくるのです。

このかさ高を表す単位を”フィルパワー”言います。

 

フィルパワーとは?

フィルパワーは、ダウン製品のタグを見ると表示されています。

フィルパワーの単位は、大きいほど良質なダウンとされています。

600~700フィルパワーは良質ダウンウェア、700フィルパワー以上は登山などで用いられる、高性能ダウンウェアと言われています。

またフィルパワーの数値が高いと、中綿に詰め込むダウンの量が少量で済むため、コンパクトで軽くて暖かいなどのメリットがあります。

 

ダウンとフェザーの良い割合は?

ダウン70~90%、フェザー10~30%の割合がよいとされており、ダウンの割合が多いほど、保温効果が高くなります。

つまり、ダウンの割合が高い方が暖かく、値段も高くなります。

しかし、型崩れしたり通気性が悪くなるため、ダウンの割合は90%が限界だと言われています。

高級ダウンウェアのブランドは、ダウン70%以上の配合のものが多いです。

 

今回は、ダウンジャケットの素材について解説してみましたがいかがでしたか?

グースやダッグの羽毛と羽根のおかげで、私達は寒い冬でも暖かく過ごすことができています。

お手入れやお直しをしながら、なるべく長く愛用していきたいですね。

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