大人のファッションブランドアイテムの第2弾。
今回は”品格ウォッチ編”です。
現代は携帯電話の普及で、時間を見るアイテムとして腕時計を購入する人は減少。
様々な機能を搭載した、スマートウォッチなどが支流になってきています。
一方で歴史や繊細な匠の技の詰まった、アンティーク時計や高級機械式時計。
個性を象徴するファッションアイテムとして、希少性の高い物ほど、人気が高まってきています。
本物志向の腕時計は、知識や経験を重ねた魅力的な女性だからこそ似合うもの。
今回はアラフォー世代にお勧めの、品格あるウォッチをご紹介します。
Contents
”大人のファッションブランドアイテム|品格ウォッチ編”
カルティエ(cartier)
カルティエの創業者はルイ=フランソワ・カルティエ
1847年、彼が28歳の時にフランス・パリに宝飾工房をオープンさせます。
創業者カルティエは、デザイナー兼職人としての技術を持ち合わせた人物でした。
また、数多くの王侯貴族を顧客にするなど、ビジネスマンとしての才覚もあったと言われてます。
腕時計を製造する事になったのは、創業者の孫で3代目代表、ルイ・カルティエの時代です。
当時親交のあった、ブラジルのコーヒー王の息子で、世界的な飛行家のアルベルト・サントス。
彼から「飛行中でも、操縦桿から手を放さずに使える時計が欲しい」と打ち明けられます。
当時の飛行機の操縦桿は大変重く、支流だった懐中時計では、取り出して蓋を開ける作業が困難だったのです。
そこでルイ・カルティエは、以前より興味のあった、腕時計の製作に取りかかります。
1904年、レザーストラップの腕時計が完成。
プレゼントされたサントスは、その腕時計で、パリの社交界へ。
オシャレで有名でもあった彼が身につけると、腕時計はすぐさま話題になります。
1911年、実用的で優美性も備えた腕時計は「サントス」と名付けられ、一般向けにも販売。
カルティエは、腕時計の分野においても、知名度を高めていきます。
1919年には、現在でも人気のタンクシリーズを発売。
第一次世界大戦の終結に貢献したフランスの、ルノー製の戦車を参考に、ケースのデザインをしています。
平和への願いも込めて、戦車を意味する”タンク”という名前になりました。
発売から約120年経ちますが、初期のデザインからほぼ変わらず、多くの人々を魅了し続づけています。
そんなタンクシリーズのお勧めは、画像の
「タンク ルイ カルティエ」 WGTA0010
SM、18Kピンクゴールド、スティール、レザー
¥1,166,400(税込)
ルイカルティエ自身が愛用していたデザイン。
ベゼルは丸みのあるラインが女性らしく、18Kピンクゴールドは、日本人の肌に馴染むカラー。
リューズには、天然石のサファイアを使用しています。
カルティエの腕時計が長年人気なのは、流行にとらわれない、洗練されたデザインだから。
トレンドだけに流されない、アラフォー世代のファッションには、必需品になるでしょう。
1993年、カルティエはスイスを代表するラグジュアリーブランド企業のリシュモンの傘下に。
リシュモンの代表格として、世界中で愛され続けるブランドです。
ラグジュアリーブランドに関しましては
ご覧ください
ジャガールクルト (JAEGER LECOULTRE)
3ブランドの中では、一番歴史あるブランドで創業は1833年。
創業者のアントワーヌ・ルクルトがスイスのル・サンティエで、小さなアトリエを開きます。
ル・サンティエ地域は、名門時計ブランドが集まるエリア。
アントワーヌ・ルクルトは、時計職人であり時計造りに必要な、工作機械も手がける発明家でもありました。
特に質の高いムーブメントの技術は評判で、1900年まで350種類以上のムーブメントを作っています。
1902年からの約30年間は、世界3大時計で有名なブランド
「パテックフィリップ」「オーデマピゲ」「ヴァシュロン・コンスタンタン」等のムーブメントを手掛けました。
創業以降、1242種類以上のキャリバーを製造。
約400件の特許を取得、数百種類の発明も成しています。
ジャガールクルトは自動車に例えると、特にエンジン部分にこだわるような、愛好家が多いのも特徴。
日本人女性には、渋いオジサマ御用達ブランドのイメージが強いかもしれません。
しかし、画像の芸術性と機能性が調和したジュエリーウォッチは、お勧めです。
「ランデヴー・ナイト&デイ・スモール」 REF.3468430
ステンレススチール、29MM、自動巻き、ダイヤモンド、レザー
¥1,458,000(税込)
2012年に登場したモデル。
華やかで煌めくダイヤモンド、ギョーシェ彫りが美しいデザインです。
昼は太陽で夜は月とそれぞれの時間帯を、愛らしい絵柄で表すデイ&ナイト表示には、遊び心もあります。
針の色と合った、ブルーのレザーベルトがエレガント。
パーティシーンに活躍しそうな逸品ですが、カジュアルスタイルにもマッチします。
フランクミュラー(FRNK MULLER)
創業者のフランクミュラーは、1958年生まれ。
幼いころから機械に強い興味をもっていたフランクミュラー。
ジュネーブの時計学校に進学し、通常3年で履修する単位を、1年で修得します。
数々の賞も受賞し、スイスの時計業界からは様々なオファーもありました。
しかし、卒業後は独立時計師としてオーダーメイドによるオリジナル時計の製作。
また時計コレクターや、博物館から依頼された、機械式時計の修理なども手がけていました。
1986年数人の時計師と共に、スイスのジャントゥという村に、最初の本拠地となる創作工房を構えます。
工房では世界初で話題になった「フリー・オシレーション(自由振動)トゥールビヨン」や
ジャンピングアワー機能の付いた、レギュレーター・タイプの文字盤を持つ
「トゥールビヨン1086」や「パーペチュアルカレンダー」など
次々と複雑機構を発表し、その実力と才能は世界的に知れ渡ります。
1992年には、フランク ミュラー自らの会社を設立。
ブランドの誕生と共に開発された、トーノケース(樽型)と、ビザン文字のデザインは、多くのモデルにも採用されます。
誰もがフランクミュラーの時計だとわかる、独創的なデザインと斬新なアイデアが特徴。
高い技術力があり、数々の名品も生み出しています。
歴史や技術を重んじる時計業界で、わずか20年で上りつめた、フランクミュラー。
彼自身の哲学には
「人生で挑戦するのに、年齢なんて関係ない。そもそもこの世に時間などない。それは人間が勝手に作ったものだ」
腕時計の誕生は便利さと代償に、人間の本来自由であるべき時間を、奪ってしまったのかも知れません。
時間に縛られている現代人こそ、好きな事に没頭したり、何も考えずにゆったりと過ごす・・・
フランクミュラーの遊び心のある腕時計には、そんな思いも込められているのでしょう。
フランクミュラーのお勧めウォッチは、画像の
「ロングアイランド レディース アンサンブル」902QZRELV R
18Kピンクゴールド、クロコダイルストラップ ¥1,328,400(税込)
ロングアイランドは、種類も豊富でフランクミュラーを代表するシリーズ。
アンティーク調のマットゴールドなケースは、絶妙に湾曲していて腕へのフィット感が抜群。
ビザン数字とローマ数字が、放射線上に広がる美しいデザイン。
カラフルで華やかなデザインが多い中で、控えめで上品なスタイルです。
ブラックやブラウンなどの、シックなレザーベルトに変えれば、ビジネスシーンにもOKです。
今回は3ブランドの品格ある、お勧めウォッチをご紹介しました。
どのブランドにも歴史や個性があり、その魅力は様々。
自身の時間の積み重ねが、魅力として滲み出てくるのがアラフォー世代。
人生を共に刻む、素敵な”ウオッチを見付けてくださいね!
※高級ブランド時計を、購入する前に試してみたい方におススメ!
をご覧ください
レザーウォッチのお手入れ&メンテナンス
1.レザーバンドは水がかかったり、汗をかいた時には、すぐに吸湿性の良い乾いた布で、水分を吸い取るように軽くふいて下さい。
2.電池切れした場合は、速やかに電池交換をして下さい。(電池の寿命は約3年)
切れた電池をそのまま放置して置くと、酸化してムーブメントにダメージを与える恐れがあります。
3.機械式時計もクオーツ時計も、長年使用していると部品が劣化します。
3年に1度はオーバーホール(分解掃除)される事を、お勧めします。
ご紹介した腕時計は、お手入れやメンテナンスを行っていれば、100年以上使用できます。
品格アイテムを長く愛用するには、日々のお手入れや、メンテナンスも重要です。