ファッションレボリューション2022年をリポート!

2022 年4月21 日(木)から24 日(日)まで期間、東京の渋谷ヒカリエ8F にて「ファッションレボリューション2022年」が開催されました。

今年は、お直しやアップサイクル製品の展示に、服を長く愛するためのトークショーや、ワークショップなどが行われました。

近年、服の大量廃棄問題が深刻化する中で、お直しが再注目されていますが、その魅力や新たな可能性を発信していくことも重要だと考えています。

そんな思いを胸に、ファッションレボリューションの模様をリサーチしてきたので、ぜひご覧ください!

その前になぜ、ファッションレボリューションが開催されるようになったのか?

その背景から少し見てみましょう!

ファッションレボリューション2022年をリポート!

ファッションレボリューションとは?

2013年4月24日、バングラディシュの縫製工場の入ったビル、ラナプラザが崩壊し1000人以上の人が亡くなりました。

この事故によって、ビルの違法建築はもちろん、従業員へのパワハラや長時間労働、低賃金の問題など、ファッション産業の劣悪な労働環境が次々に明るみになりました。

この工場では、日本でも有名なアパレルブランドの服も作られていたので、今でも対岸の事故とは思えません。

そして、その翌年からファッション産業に携わる人たちが、フェアで安全な環境で働くことができるよう、ファッションの透明性を推し進める世界的なキャンペーンとして、ファッションレボリューションが誕生しました。

”自分が着ている服は、どこの国でどんな環境で作られているのか?”

ラナプラザのような悲劇を二度と起こさないためにも、ひとりひとりが、生産背景に関心を持ってみたり、自分にできる事を考えてみることが、大切なのではないでしょうか?

ファッションレボリューションでは、ファッション産業を取り巻く状況を改善していくためのさまざまな啓発活動が行われてきました。

9 回目となる今回は「服を長く愛するために」がテーマです。

それでは、会場の模様をご覧ください!

服を長く愛するために、服にもアンチエイジングを!

会場入り口でまず目に留まったのが、日本酒のようなボトルに入った液体です。

こちらは、洗えば洗うほど新品の輝きを取り戻す、服のアンチエイジングをテーマにしたクリーニング屋さん、リブレ横浜(LIVRER YOKOHAMA)が開発したオリジナルの洗濯洗剤!

リブレは「シルク・ドゥ・ソレイユ」や「ポール・マッカートニー」、「ブルーノ・マーズ」など、国内外のトップアーティストのライブ衣装のクリーニングしています。

ライブ衣装は複雑なパターンと繊細な生地で構成されているため、特出した経験と知識がないと難しいそうです。

因みに、こちらのオシャレなパッケージの洗剤は、家庭用に販売されています。

ランジェリー用に綿や麻用、合成繊維用にデニム用などに分かれていて、しっかりと汚れも落としますが、それぞれ生地の風合いを傷めないような配慮もされています。

私はお気に入りの服を洗濯する際、洗剤を間違えてしまい、ダメにしてしまった経験があります。

日々の洗濯しだいで、服の寿命が大きく左右されるのは間違いありません。

お肌もその人に合ったスキンケア選びが大切なように、服もできるだけ長く美しさを保つには、素材にあった洗剤選びも重要だと感じました!

https://livrer.stores.jp/

続いて向かったのは

アップサイクルのブース

こちらの「HAND」は通常、毎月7日間のみ開店する古着屋さんです。

ひとつずつ手で集めたヴィンテージクローズや、丁寧に手を加えたアップサイクルアイテムで“私たちがつくりたいものを適切な時期につくる” と決めて取り組むオリジナルプロダクトを主軸に、商品展開をしています。

 

今回は、きれいな刺繍が施された古着から、ポーチや巾着などにアップサイクルされた製品などが、展示されていました。

良く見ると、古着にはシミやほつれなどもありますが、きれいな部分を生かし、新たな製品に生まれ変わっています。

そして製品ひとつひとつには、元の服の写真がついていて「ワンピースの袖口や裾の部分から作りました」と表示されています。

「もう着られないし、捨てるしかない」と思う服でも、生地としてはまだ使えるかも知れない!そう考えてみることも必要だと感じました。

続いてアップサイクルのブランド

サイクリング(CYCLEING)

サイクリングは、モードの最先端でスタイリストとして活躍し、シェアーパフォーマンス集団「HAPPENING(ハプニング)」の発起人でもある、伏見京子さんが、昨年立ち上げました。

古着をアップサイクルして、新たにファッションアイテムを作り上げるブランドとして注目されています。

デザイナーの伏見さんが常に心掛けているのは、古着を使っているけれど、古臭くなくフレッシュな感覚をどこかに出すこと。

アップサイクルは、新しいアイデアで世界にひとつしかない製品として生まれ変わるのが、最大の魅力です。

大量生産の時代だからこそ、自分らしさを表現できるアップサイクルファッションに挑戦してみるのも、新鮮ですね。

トークセッション「服を長く愛するために-お直しの可能性」

トークセッション「服を長く愛するために-お直しの可能性」ではオーダースーツや、受け継ぐお直しのパイオニアでもある、サルト株式会社代表の檀 正也さんのお話を聞くことができました。

サルトさんは、洋服お直しの海外輸出にも取り組み、業界初の海外現地での「洋服お直し会」を香港・韓国など数カ国で開催しています。

檀社長は、スーツを購入する際、10年後の自分が着られるかどうを想像するそうです。

すると年月が経って、体型やトレンドが変わっても、お直しで調整すれば長く愛用できるとのこと。

トレンドの強い服や、取り合えず安いからと購入したものは、すぐに飽きてしまって、タンスの肥やしになってしまうのが、多いように思います。

多少、値段が高くても品質が良くて、長く着られそうなものを、選択するのも、私達ができることかもしれません。

藍染体験のワークショップWatanabeʼs

続いて、藍染体験のワークショップに!

渋谷の高層ビルで、藍染体験ができる機会は二度とない!と思い、会場で販売されていたTシャツを購入し、藍染体験に参加してみました。

中には、自分の染めたい服や、靴などを持参してきた方もいました。

Watanabeʼsでは、徳島で藍の栽培・収穫・乾燥・発酵(蒅(つくも)造り)から染色液の仕込み、染色、製品化のすべてを自ら手掛けています。

そして古き良き日本の伝統を残しつつ、新たな機軸で藍を伝えるべく、国内外で幅広く活動を行っています。

作業に入る前には、代表の渡辺さんから、藍染めの原料である藍の栽培から、藍染液ができるまでのお話を伺いました。

現在、サステナブルな製品が求められる中で、天然藍から色素を得て、発酵によって還元させる藍染は、原材料、規模感の面でも時代に適しているそうです。

また、着ていた服にシミができてしまったり、色褪せてしまったら、染め直しをすれば新品のように蘇る藍染が再注目されています。

しかし、蒅をつくる藍師が日本では増えていないため、染の需要に対して供給が追い付かないのが現状です。

伝統的な日本の文化が、

https://watanabezu.com/

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