新型コロナ禍で経営破綻したファッションブランドは?

愛用していたブランドが、突然なくなってしまったら?

新型コロナの影響は、ファッション業界にも大きな打撃となりました。

世界のメインストリートに店舗を構えるブランドやデパート、ショッピングモールは、ほぼ全て休業。

売り上げが大きく減少し、イギリスやアメリカ、日本の人気ブランドも相次ぎ経営破綻に追い込まれています。

そこで今回は、新型コロナ禍で、経営破綻したファッションブランドについて、まとめてみました。

新型コロナ禍で経営破綻したファッションブランドは?

J.CREW(ジェイクルー)

Jクルーはアメリカのブランドで創業は1947年。

創業当初は、ポピュラークラブプランとして、低価格の婦人衣料の販売を開始。

1983年には、J.クルーとしてカタログ販売をスタートさせます。

1989年、ニューヨークのマンハッタンに、リアル店舗の1号店をオープン。

Jクルーはアメリカを代表するブランドで、オバマ前大統領夫人の愛用ブランドとして人気に!

アウトレットを含む約490店舗を展開していました。

日本でも、1993年から2008年まで20店舗以上展開していたので、懐かしい!

と思われた方も多いのではないでしょうか?

ここ数年は、アマゾンなどのネット通販との競争激化などで経営は悪化。

そこに追い打ちをかけるように、新型コロナウイルスの休業で売上が途絶え、破綻を余儀なくされました。

しかし4億ドルのつなぎ融資も取りつけ、当面の事業は継続可能となり、業務を続けながら経営再建を目指していきます。

 

LAURA ASHLEY(ローラ・アシュレイ)

ローラ・アシュレイはイギリスのブランドで、1953年にローラ・アシュレイとバーナード・アシュレイ夫妻が創業。

上品なフラワープリントの衣服やベッド用品、生活雑貨などが女性から支持を集め、故ダイアナ妃も愛用し一躍有名ブランドに。

1985年には日本の銀座に初出店も果たし、翌年にはイオン(当時のジャスコ)とローラ ・アシュレイ社が合弁で、ローラ アシュレイジャパンを設立。

全国の百貨店や駅ビルを中心に、大型店への出店も行っていました。

しかし、イオンは2018年9月のライセンス満了を受けて、同事業から撤退。

イオンから、伊藤忠商事がライセンス権を引き継ぎ、雑貨店で文具などの販売しています。

イギリスのローラ・アシュレイは1990年代以降、消費者の好みの変化などによって売上げが低迷。

さらに新型コロナウイルスで客足が落ちたことが追い打ちをかけ、運転資金を調達できず、破産申請をしました。

イギリスの国内には、現在約150店舗あり、従業員2700人の雇用が失われる可能性があります。

今回の破綻について、伊藤忠商事では日本での展開に影響はなく、店舗やECサイトなどでの販売は継続していくと述べています。

 

Cath Kidston(キャスキッドソン)

キャスキッドソンは1993年設立のイギリスのブランド。

同年にロンドンのホランド・パークに小さな店をオープン。

小花や水玉、野苺などのモチーフのバックやポーチは、幅広い年代の女性に人気を博し、16か国に約200店舗を展開しています。

日本上陸は、2002年にユナイテッドアローズが販売権を取得し、2006年には代官山に初の単独ブランド店舗を出店。

6店舗まで拡大しましたが、2011年1月末をもって販売を終了。

その後はサンエー・インターナショナルが引き継ましたが、2015年8月に撤退。

以降はイギリスのキャス キッドソン本社が全額出資する、キャスキッドソンジャパンが事業を継承していました。

 

今回、突然の破産申し立てに至った原因は、イギリスのコロナ禍によるインバウンド需要の消滅。

近年のイギリス本社は、売上げの約4割をアジアからの、インバウンド需要に頼っていました。

そしてイギリス国内の店舗も、一時閉店に追い込まれ、キャスキットソンの業績も悪化しました。

 

キャスキッドソンジャパンも、2020年4月22日に破産を申請し、負債総額は約65億円。

キャス キッドソン ジャパンの破産に対し、Twitter上では

「大好きだったからショック! なくならないでほしい」

「閉店するのが悲しい」と日本からの撤退を惜しむ声がたくさんありました。

また、バッグやパスケースなどの日用品を愛用している人も多く「いつか買える日が来ますように」と日本への再進出を願う声も聞かれました。

マジェスティックレゴン(MAJESTIC LEGON)

マジェスティックレゴンは大阪のアパレルメーカー、株式会社シティーヒルが展開するブランドです。

シティーヒルは、1986年にニット製品の卸業として大阪府で創業。

1987年にマジェスティックレゴンの企画販売を開始し、1995年には初の直営店舗を、旧プランタンなんばに出店しました。

マジェスティックレゴンの他に

「ルクールブラン(le.coeur blanc)」

「ペルルペッシュ(Perle Peche)」

「アメリエル マジェスティックレゴン(amelier MAJESTIC LEGON)」

といったウィメンズブランドを展開。

全国に直営107店舗、フランチャイズ30店舗、海外に40店舗を出店しています。

 

その中でも「マジェスティックレゴン」は原宿系のヤングカジュアルブランド。

ラフォーレ原宿などでも人気となり、平成ブランドブームとともに成長しました。

平成のファッションに関しましては

平成のファッションと流行を振り返る(前編)

をご覧ください

 

2000年代半ばには、売上高が100億円を突破。

ドラマ『帰ってきた家売るオンナ』で女優の北川景子さんが着用していたことで、さらに人気を博しました。

 

しかしファストファッションブランドなどの競合と激化したこともあり、成長は徐々に鈍化し減収に転じました。

直近の2019年2月期の売上高は137億円でしたが、3期連続の赤字に。

新型コロナにより客数・売上高ともに苦戦し、資金繰りが逼迫。

負債総額は約50億円といわれています。

マジェスティックレゴンによると、今後は様々な支援を受けて再生手続きをし、ショップや各ECサイトでの営業は継続すると述べています。

 

今回は、2020年5月10日までに破綻したファッションブランドをまとめました。

調査会社のコアサイト・リサーチによると、今年はアメリカで最大15,000店舗が閉店するとの予測。

現在ある店舗の、60%以上が閉店に追い込まれるとしています。

新型コロナが1日でも早く終息し、多くのブランドが継続できることを願います。

 

新型コロナ禍で閉店したアパレルメーカーに関しましては

新型コロナのパンデミックで大手アパレルメーカーが大量閉店を発表!

をご覧ください。

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