皆さんファッションアイテムは、どんな方法で購入しますか?
・家事や子育てなどが忙しいので、買い物に出かけられない。
・店を巡るのは面倒だから、一度にたくさんの商品から選び検討したい。
・店員さんの接客や対応が煩わしくて、ブティックで買い物したくない。
これらの理由で、ネットやスマホのファッションサイトで買い物される方が多いでしょう。
でも便利な反面、商品が届いたら
・自分の体型に合ってなかった
・色合いがしっくりこなかった
このような経験を、皆さんしているのではないでしょうか?
実物が思っていたイメージと違うのも、理由の一つでしょう。
結局、返品するのが面倒になり、ワードローブの肥やしになっていませんか?
※ワードローブの断捨離に関しましては
失敗しないワードローブの断捨離!事前に行う3つのポイントは?
をご覧ください
Contents
”セルフコーディネートとスタイリングの重要性とは?”
当たり前ですが、顔の形や体型がまったく同じ人間はいません。
一人ひとりに個性や雰囲気があります。
売れ筋やトレンドのファッションが、必ずしも自身に似合うとは限りません。
ファッションは基本、自由なんだから
「自分に似合うものが解らないし、興味もないから何でもいい」
とお考えの方もいるでしょう。
日本では昔から
“人は見た目より中身が大事”
という教えも、植え付けられているからかも知れません。
しかし、こんなデータがあるんです!
アメリカの労働経済学者、ダニエル・S・ハマーメッシュ教授の20年間の研究結果によると、
ビジネスシーンにおいて「見た目に気を遣う人と遣わない人」では、
生涯年収で2700万円もの格差が生まれるそうです。
この調査結果には、収入があるから、良い服が買えるじゃない・・・など賛否両論はあるかと思います。
しかし就活や婚活ファッションがあるように、人は見た目の第一印象が、非常に大切だということが解ります。
見た目のイメージが先行する職業といえば、俳優さんやモデルさんです。
彼らがより魅力的に映るのは、プロのスタイリストさんが、コーディネートやスタイリングをしてくれるからです。
スタイリストさんは、その人の良い部分を最大限に引だす事を考えます。
顔型や体型なども分析するでしょう。
また、俳優さんやモデルさん自身が”どう見られたいか”なども考慮します。
個性や魅力を生かしたコーディネートやスタイリングは、セルフプロデュースに繋がるからです。
そこでまず、コーディネートとスタイリングについて、簡単に解説したいと思います。
コーディネートとは?
色、柄、素材、形などが調和するように組み合わせること。
早速、実例をあげてみましょう。
・トップスには白いシャツと紺のカーディガン。ボトムスにはデニムを合わせます。
・トップスはピンクのセーター。ボトムスには同系色の色が入った、ツイードのタイトスカートを合わせます。
上記に(靴やバック、アクセサリーなども合わせる)
以上がコーディネートです。
スタイリングとは?
コーディネートしたものの着こなし。装いまたはアレンジすること。
それでは上記のコーディネートを、スタイリングしてみますね。
・着る人の体型をみて、白シャツの一番上のボタンを外して着こなす。カーディガンは着るのではなく、羽織ってトレンド感を出す。
・トップスのピンクのセーターはスカートにインして、ウエスト周りはベルトで細く見えるようアレンジする。
このように、体型や流行などを考慮して、バランス良くスタイリングする事です。
皆さんの身近な方にいませんか?
ブランド品でもないのに、ステキなファッションの装いの人。
反対に高級ブランドで着飾っているのに、その装いに見えない人。
前者は
自身の特徴をわかっていて、価格ではなく質の良い物を選ぶ目があり、コーディネートやスタイリングセンスがあるのでしょう。
また、頭の上から足元までトータルでバランス良く整えてあったり、立ち振舞いや表情も美しいのかも知れません。
後者は
たとえ高級ブランドであっても、自身の体型や雰囲気に合っていなければ、不自然です。
また髪型や、メイクとのバランスも悪かったり、清潔感やお手入れが行き届いてないのかも知れません。
ファッション雑誌で、コーディネートやスタイリングのお手本として、取り上げられるのがパリジェンヌ。
パリは、世界の3大ファッションショーが行われる都市です。
道行くオシャレな人を見て、自然にセンスも磨かれるのでしょう。
しかし、トレンドに左右されたり、ブランド物で着飾っているわけではありません。
自身を熟知していて、ワードローブのアイテムを上手に着回して、スタイリングしているんです。
では、日本人はどうでしょう?
日本人とファッションに対する違いは?
日本人は
“パリの人の数倍のお金をファッションにつぎ込んでいる”
と言うデータがあります。
近年は中国人観光客が、日本でブランド品を買い占め”爆買い”という流行語まで生まれました。
しかし日本人も約20年前のパリで、同じような光景でした。
当時の日本人を、現地の人達は冷ややかな目で見ていたでしょう。
なぜなら、ブランドやトレンドより、センスやオリジナリティーがある人の方が、魅力的だと思っているからです。
では、自分のセンスを磨くにはどうしたら良いのでしょう?
自分に似合うファッションとは?
コーディネートやスタイリングのセンスを磨くには、まずは自分自身を知る事が大切です。
そして、どんなファッションが好きで、どうなりたいのか?がとても重要。
近年は自分に似合うファッションを求めて
パーソナルスタイリストやカラーリスト、骨格診断師などに依頼して、自己分析する方が増加しています。
※パーソナルスタイリストに関しましては
をご覧ください
診断ブームの要因には
・日本人特有の、”他人にどう見られているか”を非常に意識する国民性。
・SNSや動画コンテンツなどの普及による、セルフプロデュースの重要性の高まり。
・情報や物が溢れ、何を選択したら良いのかが、見えずらくなってきた。
などがあげられます。
プロに診断してもらうと、新たな自分の魅力にも気づき、気持ちが前向きになり、表情も明るくなります。
ファッションは、一生涯切り離せない人生のパートナーのようなもの。
そして大切な自己表現のひとつですが、数学や英語のように学校では教えてくれません。
そこで近年は、親子でファッションのTPO
(時=TIME 所=PLACE 場合=OCCASIONOCCASION)やマナーを学ぶ
「服学」の講座も人気になっています。
幼少の頃からTPOやマナー、センスを磨けば、将来大きな強みとなり、自信にも繋がるでしょう。
まとめ
ファッションのコーディネートやスタイリングのセンスを磨くには、まずは自身を客観的に見ることが大切。
魅力的なセルフプロデュースができれば、自信にも繋がり、生きいきとした毎日を送ることができます。