現在、ファッション産業での環境負荷や人権問題が世界的な社会問題になっています。
でも、具体的にどんなことが問題になっているの?
問題解決のために、私たち消費者は何をしたらいいの?
サステナブル、エシカルなファッションが、なぜ注目されているの?
そんな疑問を持っている方も、まだまだ多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ファッションの社会課題をテーマにした、おすすめの映画を紹介したいと思います。
Contents
“おすすめ!ファッションの社会課題をテーマにした映画”
スローイング・ダウンファストファッション
スローイング・ダウンファストファッションは、2016年イギリス制作のドキュメンタリー映画です。
ナビゲーターを務めるのは、イギリスの人気バンドの”ブラー”のベーシスト、アレックス・ジェームス。
彼はミュージシャンでありながら、酪農家であり、環境保護活動に熱心なことでも知られています。
この映画では、アレックス・ジェームスがファッション関係者などにインタビューを行い、ファッション業界の問題点を、テンポ良く明らかにしていきます。
面白いところでは、ファストファッションは”リテール・セラピー”という、買い物で一時的にハイになる消費者心理を熟知して、マーケティングを行っていること。
また、今注目の、サステナブルな生分解性繊維(土に還る素材)についても、実験を通してわかりやすく解説しています。
映画の終盤では、サステナブルなアパレルブランドを紹介。
ファッションの製造工程の透明性や、エシカルな基準で消費者が服を選ぶことの重要性を訴えています。
スローイング・ダウンファストファッション
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B075RRT6FQ/dskincub-22/
ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償
ザ・トゥルー・コストは、2015年アメリカ制作の、ドキュメンタリー映画です。
監督のアンドリュー・モーガンは、2013年にバングラディッシュの縫製工場のビルが倒壊し、多くの労働者が亡くなったことにショックを受け、ファッション業界の裏側に迫った映画を制作しました。
きらびやかなランウェイから鬱々(うつうつ)としたスラムまで、服の生産現場を追って世界中で撮影。
現地の縫製工場の経営者や、デザイナーのステラ・マッカートニー、ファッション業界で影響力のある人々、世界的な環境活動家にもインタビューしています。
服を巡る知られざるストーリーに光を当て「服に対して本当のコストを支払っているのは誰か?」という問題を提起しています。
公開当時、華やかなファッション業界とはギャップのある、劣悪な労働環境での製造現場に大きなショックを受けました。
行き過ぎた消費社会の影響で、今、どんなことが起きているのか?
この映画を通して、ファッション業界の社会課題を、理解することができるでしょう。
ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償(予告編)
グリード ファストファッション帝国の真実
グリード ファストファッション帝国の真実は、2019年に公開されたアメリカ・イギリス合作のドラマ映画です。
ファストファッションブランドを経営し、業界トップに上り詰めた男の栄光と転落を、イギリスらしい痛烈な風刺とウィットに富んだジョークを散りばめた衝撃作。
金と欲がすべての主人公リチャード・マクリディのセレブリティな生活の裏に隠された、ファッションビジネスの闇を鋭い視線で描き出しています。
リチャードのモデルは、2020年に破産申請をした「TOPSHOP」をはじめとする複数のファストファッションブランドを保有していた、アルカディア・グループのオーナー、フィリップ・グリーン。
イギリスのカリスマ的コメディ俳優、スティーヴ・クーガンが皮肉たっぷりに演じているところが見どころです。
※詳しいストーリーに関しましては
をご覧ください。
グリードファストファッション帝国の真実
https://gyao.yahoo.co.jp/store/episode/A255331001999H01
今回は、ファッションの社会課題をテーマにした、おすすめの映画を紹介しました。
映画を通して、より多くの人がファッション産業の社会問題への関心を深めてもらえればと思います!
そして消費者、ひとりひとりのエシカルなものさしが、社会課題解決に繋がるのではないでしょうか?