皆さん”ワンショット消費”という言葉はご存じですか?
ワンショット消費は、オークションサイトやフリーマーケットアプリの普及によって生まれた、消費傾向の1つです。
※フリーマーケットアプリに関しましては
をご覧ください
デジタルネイティブ世代と呼ばれる、現在の20代を中心に、新たな消費形態として広がりを見せています。
では、ワンショット消費とはどんなものなのか?
早速、わかりやすく解説してみたいと思います。
Contents
トレンドの”ワンショット消費”とは?
一度の使用で写真を撮って売却する
まず、英語でワンショット(One-shot)とは「1回限り」という意味です。
ワンショット消費では、1回だけ使う。
また、写真で1回撮影するという意味で使われています。
2019年、日本におけるインターネットの人口普及率は94%
ファッションアイテムの購入方法は、店頭からECサイトが主流となっています。
ECサイトでの購入は、手軽な一方で実際に商品が届いてみたら、サイズや色が思っていたのと違っていた。
似合わなかったから、フリマアプリに出品して販売する。
皆さんにもこんな経験があるでしょう。
しかし近年は、1回着たからもう満足。
SNSで投稿する為に購入し、その後は、すぐにフリマアプリで売却する。
この一連の消費行動を”ワンショット消費”と言います。
商品を選ぶ際には、フリマアプリで売却する事を想定し、少々高額な商品を購入。
一回のみの使用なら、売値も高く買値との差額も少なくなります。
ブランドのタグや値札なども捨てずに取って置き、出品する際の信用性を高めます。
投稿する商品の画像も、価格に反映されるので綺麗に撮影したいのです。
そこでワンショット消費から、新たに波及したサービスがあります。
ワンショット消費がもたらす波及効果は?
メルカリは、ワンショット消費の高まりを受け、首都圏3カ所のコインランドリーに、メルカリへ出品する衣服の撮影ブースを設置。
コインランドリーの運営や、業務用クリーニング機器を製造・販売するTOSEIと分業で、実証実験を行っています。
ハンガーと背面パネル付きのハンガースタンド、メジャーなども置かれています。(梱包資材は無くなり次第終了)
店で洗濯、撮影して徒歩1分以内の場所にあるコンビニに持ち込めば、発送まで簡単に行える仕組みです。
TOSEIは、これまでコインランドリーを利用する機会の無かった、新たな客層の開拓を見込んでいます。
今後は反応を踏まえ、約50店舗に追加の設置も検討しています。
またSNSやインスタ映えの為に、流行のブランド品を毎回購入するのは、金銭的にも大変。
そこで需要が伸びているのが、高級ブランドバックや、時計、自動車などが定額制でレンタルできるサブスク(サブスクリプション)サービスです。
サブスクは、今後の5年間で急速に拡大していくサービスと予測されています。
※サブスクリプションサービスに関しましては
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まとめ
ワンショット消費とは、SNSの投稿、フリマアプリの普及によって生まれた1回使用し撮影、売却するスタイル。
所有よりも共有、共感、認知などの心理的欲求からの、消費行動と言えるでしょう。